タバコ屋はなぜ潰れないのか?それならタバコ屋をやりたいがどうすれば?

タバコ屋はなぜ潰れない?

 

タバコ販売といえば、ちょっと昔なら、主に高齢の主人がいて生業で細々と営業している専売店、いわゆる街角のタバコ屋さん)があって、対面で販売する場合が非常に多かったのですが、最近のコンビニエンスストアの増加などからこうした店は閉店が相次いだのです。

 

1980年代以降の主力はコンビニエンスストアであり、酒屋などの店頭、駅構内の兼業店が設置する自動販売機ということになっています。

 

前述の通り、日本では一般小売店の利益率は10%未満という低さから、自宅兼店舗のある年寄りの小遣い稼ぎ程度の商売ともみなされていました。日本たばこ産業の、発注日、配送日などはかなり厳密に決められ、現代においても、小売店への配達のことを「配給」と称しているくらいです。まあ、お堅い管理下に置かれているわけです。

 

それでも、なぜタバコ屋はなぜ潰れない(そう見える?)のでしょうか?まずはライバルがいないという理由です。たばこ事業法によって、一定のエリア内において、複数店舗の営業は禁止されているということで、つまりタバコ屋には強力なライバルが存在しにくくなっているのです。

 

純粋なタバコ屋のみならず、タバコを取り扱うコンビニも含まれるために、他のコンビニが新たにタバコを販売したくても、簡単にそうはいかないのです。これは他の商品ではあり得ない、かなりのメリットとなっているのです。